初めてハワイアンキルトを作るときには針や糸など道具をそろえることが必要です。
家にある裁縫道具の中のものでもOKな道具もあれば、専用のものが便利だったり必要だったりすることも。
・ハワイアンキルトには何を買えばいい?
・家にある裁縫道具でも大丈夫?
ハワイアンキルトを始めたい人の参考になりますように、必要な道具についてご紹介します。
ハワイアンキルトの道具①
いろいろな道具を使うハワイアンキルト。
この記事では針、糸、はさみを紹介していきます。
4種類の針
ハワイアンキルトでは4種類の針を工程ごとに使いわけています。
- 待ち針
- しつけ針
- アップリケ針
- キルティング針
針についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています↓
待ち針
待ち針は生地を仮でとめておくために使います。
裁縫道具にはだいたい入っている針です。
アップリケの工程では短いもの、キルティングには長いものが便利ですが、最初はお持ちのもので代用できます。
しつけ針
アップリケやキルティングをするために生地をとめておくしつけ縫いに使います。
長くて針穴も大きいのが特徴です。
太いしつけ糸も通しやすく、キルト芯を入れた後の厚みのある状態でも布通りがよく縫いやすくなっています。
アップリケ針
アップリケをするための針。
針先が細くなっているため糸目が目立たず、デザインのラインがきれいに見えるアップリケが完成します。
キルティング針
キルト芯を挟みキルティングをするための針です。
長さはメーカーごとに数種類あり人それぞれ長めがいいと言う人もいれば、短い方がやりやすいという人もいます。
個人的には短い方がキルティングしやすいと感じていて、写真はTulipのキルティング針でいちばん短い針です。
針がセットになった商品もあります。
ハワイアンキルトの糸
ハワイアンキルトでよく使われている糸はメトラーとDualDuty(デュアルデューティー)の2種類です。
アップリケでもキルティングでも同じ糸を使い、色は生地の色となるべく近い色を使用します。
メトラーの糸
メトラー社のポリエステル100%の糸。
細くて丈夫、からまりにくく使いやすいおすすめの糸です。
色も豊富でどんな色の生地を使用してもほぼ同じ色がそろいます。
地域によって差があると思いますが、お店で扱っていない場合があるのが残念な点。
オンラインで購入できますので色選びだけ注意すればネット購入がおすすめです。
デュアルデューティー(オールパーパス)の糸
アメリカのコーツ&クラーク社の糸で世界中で使われている有名な糸です。
ポリエステル68%、コットン32%、メトラーの糸より少しだけ太くキルティングに使うとラインがより際立って見えます。
どこの手芸店でもだいたい手に入るのがいちばんのメリットです。
すぐに必要なときや使いたいときにはとても助かります。
ハワイアンキルトで使うはさみ
ハワイアンキルトでは布用と糸用の2種類のはさみを用意します。
型紙を切ったりするときには紙用のはさみを使います。
布用の裁ちばさみ
ベース用の生地やアップリケをするモチーフ用生地、キルト芯、裏生地など作品に必要な生地を切るときに使います。
長さは使いやすいもので大丈夫ですが切れやすさは大切です。
特にアップリケをする生地を切る際は、しっかりと切れる裁ちばさみでカットすることでデザインがきれいにできます。
裁ちばさみでは紙や糸を切らないようにすることも切れ味を長持ちさせるポイントです。
糸切りばさみ
糸を切るために使うはさみでしつけからアップリケとキルティング、仕上げのパイピングや仕立て作業の最後まで使い続けるはさみです。
裁ちばさみと同様によく切れるものを使うことでストレスなく効率よく進めることができます。
先が細くとがっているものがおすすめです。
最後に:ハワイアンキルトの道具
ハワイアンキルトで使う針、糸、はさみについてご紹介しました。
初めてのときはあまり考えすぎずに必要なものを用途と予算に合わせて選んでみてください。
少しずつこだわってお気に入りをそろえていくのも楽しみになってきます。
シンブルやフープといったキルトならではの道具についてもご紹介しています。
よろしければご覧ください。