ハワイアンキルトやパッチワークの仕上げ作業、「パイピング」
シングルパイピングとダブルパイピングがあり方法が少し異なります。
また強度や見た目も変わってくるのでどちらを選ぶか迷いますよね。
ここではコースターからタペストリーまで幅広く使われる「ダブルパイピングとシングルパイピング」について解説します。
パイピングの種類
パイピングの方法はシングルパイピングとダブルパイピングの2種類です。
自分で生地をバイアス(斜め)にカットして作るほか、市販のバイアステープを使うやり方もあります。
ダブルパイピング
バイアス生地を二つ折りにして周囲を包む方法です。
しっかりとした仕上がりなので大きいタペストリーにはダブルパイピングを使いますが、
小さいサイズでもお好みでダブルパイピングに仕上げることもあります。
ダブルパイピングは生地が重なるため、見た目や手にしたときの感覚に厚みが出ます。
シングルパイピング
バイアス生地を1枚のまま使用します。
柔らかく仕上がるので、赤ちゃんに使うおくるみやベビースタイなどはシングルがおすすめです。
ほかにもコースターやランチョンマットなどもシングルパイピングで問題ありません。
しっかりと仕上げたい場合やお好みでダブルパイピングを利用することもあります。
市販のテープを使う
バイアス生地を作るのが面倒なときや、ぴったりの色や柄のバイアステープが見つかったときなどは、
市販のバイアステープを使ってパイピングをすることもあります。
市販のものはしっかりと折れ線がついているので、その線を使って縫い付けるだけで簡単です。
ダブルパイピングとシングルパイピングの見た目の違い
シングルパイピングとダブルパイピングでは、暑さに生地1枚分の差が出ます。
見た目の差よりも触ったときの違いの方が大きいと感じます。
用途や好みで使分けてみてください。
パイピングのやり方
パイピングのやり方をそれぞれ見ていきましょう。
ダブルパイピング
バイアス(斜め)でカットした幅6cmの細長い生地を用意します。
半分に折ってアイロンをかけます。
縫い代0.8cmでラインを書き、出来上がり線に合わせて待ち針でとめていきます。
1周ぐるっと返し縫い、またはミシンで縫います。
裏側に折り返してまつります。
シングルパイピング
4cm幅で生地をバイアス(斜め)にカットして細長いバイアステープを作り、1cmのところに線を引きます。
出来上がり線に合わせて返し縫いかミシンで縫い付けます。
裏側で縫ったところを隠すように2回折ってくるみ、まつり縫いでとめていきます。
市販のテープを使う
出来上がり線にバイアステープの端を合わせて待ち針でとめます。
折り線に上を縫い付けて、シングルパイピングと同じように裏側でまつり縫いをします。
まとめ:ハワイアンキルトのパイピング方法
ハワイアンキルトのパイピングの種類とやり方を解説しました。
- ダブルパイピング
- シングルパイピング
- 市販のテープを使う
3つの方法を使い分けます。
大きいサイズのタペストリーにはダブルパイピングでしっかりと。
ランチョンマットやベビースタイなど、厚みを出さずにしなやかにしたいときにはシングルパイピング。
市販のテープを使う場面は、
・バイアスに生地をカットするのが面倒、
・生地がない、
・ぴったりの柄を見つけたときなどです。
パイピングの違いで作品の雰囲気も変わります。
ぜひお気に入りの作品になるように素敵なパイピングに仕上げてくださいね。