ハワイアンキルトではさまざまな道具を使います。
生地にラインを書くチャコペン、生地を切る時や出来上がり線には定規、キルティングにはシンブルとフープという道具が必要です。
ハワイアンキルトを始めようと思っている方や始めたばかりの方へ向けて、何が必要か、今持っているものでも大丈夫かなども含めて種類や違いなどご紹介します。
ハワイアンキルトで使う針、糸、はさみについてはこちらで紹介しています↓
ハワイアンキルトに必要な道具②
この記事で紹介するハワイアンキルトの道具はこちらです。
- チャコペン
- 定規
- シンブル
- フープ
ひとつずつ見ていきましょう。
チャコペンのいろいろな種類
布に印をつけるためのペンでシャープペンシルタイプや水性ペンタイプなどがあります。
型紙から布をカットするときに型紙に沿って印をつけたり、キルトラインや出来上がり線を描いたりと出番の多いチャコペンです。
色や太さもいろいろなので好みや用途に合わせて選びます。
シャープペンシルタイプ
筆記具のシャープペンシルと同じ作りでペンと芯が別になっていて替え芯も販売されています。
しっかりとした細い線を描くことが可能です。
消すときは付属の消しゴムか水で消すことができます。
水性ペンタイプ
描きやすさ、消しやすさともにいちばんおすすめはこのペンタイプです。
軽く描けて自然に消えるタイプも多く手間いらず。
水で消すタイプと自然に消えるタイプがありますので表記に注意してください。
自然に消えるタイプの消えるまでの時間は湿度によって変わってきます。
自然と消えてしまうと困るときにはシャープペンシルタイプか水で消すタイプがよいでしょう。
フリクションペンで代用
筆記具として有名なこすると消えるペンのフリクション。
摩擦熱で消えることからアイロンの熱で消すチャコペンとしても使うことができます。
色や太さが豊富なので布の色や用途に合わせて選びやすいのが嬉しいところです。
消すときはアイロンをかけるだけ。
注意点はマイナス10度くらいから色が戻ってきてしまうという点。
プレゼントにする場合などには特に気を付けたいところです。
ハワイアンキルトで使う定規
型紙から生地をカットする前や出来上がり線を描くときに使う定規。
キルトラインを描くときに使うハワイアンキルト用の定規もあります。
短めの定規のほかに30センチ以上のものがあるとよいでしょう。
キルト用定規
キルト用の定規は横に細かくラインが入っています。
縫い代やパイピングの幅、場所によってはキルトラインにも使える定規です。
パイピング用のバイヤステープを作るときや、縫い代をとるときなどとても便利です。
ハワイアンキルト用定規
ハワイアンキルト柄がかわいいハワイアンキルト用の定規。
デザインの周りに一定の幅で、全体にキルティングをするエコーキルトという工程があります。
エコーキルトのラインを書くときに便利なのがこの定規の10mmや12mmといった横の印です↓
広範囲に均等にラインを書くときに便利です。
キルティングのときに指を守るシンブル
キルティングをするときに使う道具がシンブルです。
中指用はキルティングには必ず必要で、ほかの物での代用が難しいものなので必須な道具になります。
中指用シンブル
キルティングのときに指を保護しながら針を押すための道具です。
金属部分で針を押しながら進めていきます。
シンブルの種類はレザーだけの素材や金属だけのもの、レザー素材に一部だけ金属のものなどがあります。
金属のシンブルにレザーのシンブルをかぶせるように付ける方法もあり、選び方や使い方は人によってさまざまです。
個人的には一部分だけが金属になっているコインタイプ(写真右)が使いやすいと感じていて長年使用しています。
シンブルは長いキルティングの期間を使い続けるためサイズ選びも重要です。
大きすぎると不安定でキルティングがしにくいですし、きつすぎても窮屈感でストレスを感じて長時間使うことができません。
S・M・Lの3種類のサイズがあるタイプやM・L(大・小)の2種類から選ぶものがあります。
人差し指用シンブル
ラバーシンブルはゴム製の薄い指サックのようなシンブルです。
素材やサイズもメーカーによっていろいろあります。
人差し指ようのシンブルは針をしっかりつかんで抜きやすくするために使います。
ラバーシンブルはなくてもよいのでは?と思われるかもしれませんが使用した方が断然やりやすいです。
ぜひ中指用のシンブルと同時に購入されることをおすすめします。
シンブルの付け方
シンブルの使い方は利き手の中指に金属(またはレザー)の針を押す用のシンブルを付けます。
同じく利き手の人差し指にはラバーシンブル。
これで針を楽に押して針を引き出すときにはしっかりとつかんで引きやすく、長いキルティング時間を助けてくれます。
キルティング用フープ
フープはキルティングをする部分に付けてキルティングをしやすくする道具です。
サイズは25cm、30cm、35cm、40cmなどいろいろで、スタンドになっていて床に置いて使えるタイプもあります。
タペストリーなどの大きいサイズのものなら40cm、45cmと大きいもの、クッションカバーくらいのサイズの作品なら30cm、小物なら25cmなどと分けて使うこともおすすめ。
初めて購入するなら私のおすすめは30cmのフープです。
チャコペンやシンブルと違って値段が高めのフープは一度に何個も購入したくないですよね。
周りに補助布というものをつけて小さいサイズのポーチなどにも対応できますし、キルティングに慣れるまでの練習としても扱いやすい大きさです。
大きいタペストリーやベッドカバーに挑戦するときには大きめのフープを準備します。
最後に:ハワイアンキルトの道具
ハワイアンキルトに使う道具②として、チャコペン、定規、シンブル、フープを見てきました。
道具をそろえるときはワクワクした気持ちと出費する分ちょっと心配な気持ちにもなりますよね。
一度に全部揃えずにまずは工程ごとに必要なものを購入していくことをおすすめします。
アップリケの段階に来たらアップリケ針を買う、キルティングになってからフープを買うというように少しずつ増やしてみてください。
最低限の道具をまずは用意してぜひハワイアンキルトを始めて楽しんでくださいね。