ハワイアンキルトの作り方に出てくる「落としキルト」
初めての人にとっては聞きなれない言葉です。
落としキルトはハワイアンキルトを作る工程の中で必ず行います。
この記事では、落としキルトの場所や縫う順番、コツや糸の色など詳しく解説しますので、ぜひ最後までお読みになってください。
落としキルトって何?
落としキルトとはモチーフに沿ってデザインの周りを縫っていくキルティングのことです。
浮き出るように見えることでデザインが際立ち、またデザインがずれたり歪んだりしないようにしっかり固定する役割もあります。
落としキルトをすることでデザインがふっくらと見えて、ハワイアンキルトらしい雰囲気になってきます。
落としキルトの場所
落としキルトは
①アップリケをしたモチーフのすぐ下
②モチーフから1mm離れたところ
どちらかにキルティングする場合がほとんどです。
私はモチーフのすぐ下にしています。
モチーフに沿っていくだけなので、ぶれることがなくおすすめです。
落としキルトの縫い方
落としキルトの縫い方は、ほかのキルトラインと同じように針を垂直に入れながら進めていきます。
最初は1目ずつでもいいので均等にキルティングできるようにしてみてください。
慣れてきたら3目くらい続けて縫えるようになると大きい作品も進めやすくなりますよ。
ハワイアンキルトの3種類のキルティングの中でいちばんやりやすいのが落としキルトです。
理由は、
①ラインを考える必要がない
(モチーフキルトやエコーキルトはいろいろ悩んだり考えたりが必要です)
②モチーフキルトより生地が少ない
(モチーフの生地が増える分、モチーフキルトは針目が大きくなってしまいがちです)
③いちばん目立ちにくいので練習になる
(モチーフの上のキルトのように目立ちにくいので、初めのうちはキルティングの練習感覚でできます)
落としキルトを縫う順番
落としキルトは、必ずいちばん最初にキルティングします。
理由はデザインがゆがんだりずれたりしないように固定するためです。
落としキルトをしっかりと入れた後は、好きな順番でキルティングします。
モチーフの中をキルティングしてもエコーキルトを先に行なってもどちらでも大丈夫です。
落としキルトをきれいに縫うコツ
落としキルトをきれいに縫うためには、モチーフから離れないようにデザインに沿ってキルティングします。
真下に入れると決めたらすべて真下になるように、モチーフから離れるところはありません。
1mm離れたところに落としキルトするなら、ずっと均等に1mm離れたところにキルティングを入れていきます。
針目を均等にすることもポイントです。
細かくなったり荒くなったりしにようにしましょう。
細かく縫えるようになったら、キルトラインの1cmの中に針目が3目入るくらいが理想です。
落としキルトの糸の色
落としキルトに使う糸は基本的にはベース生地と同じか近い色を使用しますが、
デザイン性を出すために違う色で遊ぶのも楽しいですよ。
少し変わったところではラメ糸を使うものもあります。
まとめ:ハワイアンキルトの落としキルト
ハワイアンキルトの落としキルトについて解説しました。
落としキルトはハワイアンキルトでは必ず行う工程で、デザインに沿って土台生地の上に入れていくキルティングです。
場所はモチーフのすぐ下か人によっては1mm離れたところにキルティングします。
デザインが浮き上がるように際立ってハワイアンキルトらしい雰囲気が出てくる瞬間です。
土台生地と同じ色の糸を使う場合がほとんどですが、違う色の糸やラメの糸で楽しむこともあります。
完成も近づいてきてわくわくしてくるキルティングタイムをぜひ楽しんでください。